2012 J1 第3節
2012 Jリーグ Division1 第3節
浦和レッズ vs 柏レイソル
浦和の今季ホーム開幕戦。
今季初得点、初勝利を願い、多くのレッズサポーターが埼玉スタジアムに足を運んだ。
試合は開幕2連敗中の柏が最初にチャンスを掴む。
前半7分、浦和の自陣でのパスミスをジョルジ・ワグネルに奪われるとそのままミドルシュート。
しかしこれは枠の上を通過し難を逃れる。
浦和は前半27分、左サイドでボールを持った原口が得意の中へ切り込みながらのシュートでゴールを狙ったがこれはGKの正面。
前半はお互いチャンスを掴んだもののそれを決め切れず0−0で終える。
HT福田監督が動く。鈴木啓太に替えマルシオ・リシャルデスを投入。
トップ下にマルシオ、柏木を据え、ボランチを阿部1枚とし攻撃的な布陣で後半に挑む。
しかし後半11分、柏FW田中順也に左足で決められ失点。先制点を奪われてしまう。
浦和の反撃は後半23分、原口のスルーパスに反応したポポが抜け出す。
これをポポがDFを背負いながらも最後は飛び出してきたGK菅野の頭を越えるループシュートを決めGOAL!!!!!!!!!!
ポポが今季チーム初ゴールを決め、試合を振り出しに戻す。
劣勢が一転、逆転ムードが漂い始めた埼玉スタジアムであったが、直後の後半24分にアクシデント。
梅崎が2度目の警告を受けて退場。数的不利に立たされてしまう。
しかしここで福田監督が切ったカードは守備的な選手ではなくMF矢島であった。
試合後に
「確かにあそこで守備的な選手を入れて引き分け狙いっていうのがサッカーのセオリーだと思います。
しかしこチームは直前に同点ゴールを決めて押せ押せムードであったし、あの流れなら10人でもゴールを奪えると思ってあそこで矢島を入れました。」
と語った福田監督。その采配がズバリ的中したのは後半39分であった。
柏の猛攻を耐えながら中盤でポポがボールを奪うとすぐさま左サイドに開いていた矢島へ。
矢島がDFと競り合いながらも左サイドを突破しクロス。
これをファーに走り込んだマルシオが合わせGOAL!!!!!!!!!!!!!
福田監督の攻撃的采配が実り、10人の浦和が逆転に成功する。
その後福田監督は濱田を投入し逃げ切りを図る。
しかし後半ロスタイム、柏が前年度王者の意地を見せる。
浦和ディフェンスの一瞬の隙を突かれレアンドロ・ドミンゲスがGK加藤と1対1に。
これお落ち着いて左サイドネットに流し込まれ同点とされてしまう。
その直後に主審の長い笛が吹かれ試合終了。
数的不利になりながらも一時はリードを浦和だったが最後の最後で力尽きドロー決着。
福田監督の初勝利はまたもお預けとなった。
2012 Jリーグ 第3節
浦和[2−2]柏