2012 第33節

2012 Jリーグ Division1 第33節
清水エスパルス vs 浦和レッズ


Jリーグも残すところ2試合。
現在首位神戸を勝ち点差2で追う浦和はアウェー清水戦に臨む。

対する清水も現在5位につけ、お互い逆転優勝のためには絶対落とせない一戦となった。


前半試合の主導権を握ったのは清水。

前半21分、ホームで戦った第15節に続きまたも高原に決められ失点。先制を許す。

早くも0−1とされた浦和は前半中盤に3本立て続けにCKを得るも清水の打点の高いDF陣に跳ね返されてしまう。

すると前半ロスタイム、高原のスルーパスに反応した小林大悟にあっさりとゴールを許し0−2。

最悪な時間帯で失点を喫し、2点ビハインドで試合を折り返す。


後半は一転、逆転優勝の為にも絶対に負けられない浦和が攻勢に出る。

それが実ったのは後半21分であった。
RSB平川が突破しクロス。
これをDFのマークを外しフリーとなった原口が頭で合わせネットを揺らす。

1点差とした浦和は同点ゴールから僅か5分後の後半26分、山田直輝がポポとのコンビネーションで右サイドを崩すとPA内の柏木へ。
これを柏木が右足でシュート。ボールはGKを弾きGOAL!!!!!!!!!!

浦和が立て続けに2点を奪い、試合を振り出しに戻す。


しかし浦和キラーと化したこの男が再び浦和ゴールに襲いかかる。

後半34分、清水にCKを与えるとこれを高原に頭で決められ2−3。
残り僅か10分余り。同点に追いつき逆転ムードが漂っていただけに浦和にとっては痛すぎる失点となってしまった。


しかし浦和はまだ諦めていなかった。
この試合のクライマックスは後半ロスタイム、PA内でボールを持った柏木。
清水DFに囲まれ、数的不利の状況であったがそれをかいくぐり中央へパスを送る。
これを最後方から走りこんできたDF濱田がダイレクトで合わせGOAL!!!!!!!!!!!!!

最後の最後で再び追いつき3−3とする。

試合はその後間もなくして主審の長い笛が鳴り響き、3−3で終了。


浦和は勝ち点を1しか上積みできなかったが1位神戸、2位仙台がそろって敗れたため、2位に浮上。
首位との勝ち点差『1』で最終節、磐田とのアウェー戦に臨む。


      2012 Jリーグ 第33節
            清水[3−3]浦和


J1順位表【33節終了時点】
      勝ち点  得失点差
1 神戸  58  +13
2 浦和  57  +12
3 仙台  57  +10