2012 第13節

2012 Jリーグ Division1 第13節
浦和レッズ vs 川崎フロンターレ

前節の大敗で福田監督の解任報道まで浮上してきた浦和はホームに川崎フロンターレを迎えての第13節。

DF坪井を出場停止で欠く浦和は開幕からここまで貫いてきた4−3−3から初のシステムチェンジを敢行。
中盤をボランチ1枚にし、CFポポの後ろにツーシャドーを据える4−1−4−1で川崎に挑む。

しかし前半9分、CKを昨季ブレイクしたFW小林悠に決められ、あっさりと先制を許してしまう。

反撃に出る浦和はポポが何度かチャンスを迎えるものの、ことごとく川崎GK杉山に防がれてしまう。

すると前半ロスタイム、クロスを再び小林に頭で決められ0−2とリードを広げられて前半を終える。


前半だけで2点のビハインド。昨節の悪夢が頭によぎる展開だったが後半、浦和の猛反撃が始まる。


後半8分、右サイドを突破した梅崎がクロス。
これは川崎DFに跳ね返されるも山田直がこぼれ球を拾うとすぐさまPA内のポポへ。
これをポポがワンタッチでマークを外すと強烈なシュートでネットを揺らし1−2。1点差とする。


さらに畳み掛ける浦和は後半16分、遂に試合を振り出しに戻す。
「ハーフタイムに監督から喝を入れられて気合が入った。どんな形でもいいから絶対にゴールを決めようという気持ちで戦った」
と語ったキャプテン柏木がポポのシュートをGK杉山が弾いたところを押し込み同点ゴールを挙げる。


こうなればもう止まらない浦和。その後も川崎に攻撃に転ずるチャンスすら与えず果敢に攻め続ける。


そして今日埼玉スタジアムのボルテージが最高潮になった後半36分。
左サイド山田のクロスをニアに走りこんできたセルヒオが合わせるが、これは惜しくもポストに嫌われてしまう。

しかしこのこぼれ球にポポがいち早く反応。これをがら空きとなったゴールマウスへ落ち着いて流し込みGOAL!!!!!!!!!!!!!!

浦和が2点のビハインドを跳ね返し、遂に逆転に成功する。


その後、川崎の攻撃を何とか凌ぎ、逃げ切った浦和。
奇跡の逆転勝利で4試合振りの勝利を収めた。


      2012 Jリーグ 第13節
            浦和[3−2]川崎