2012 第5節

2012 Jリーグ Division1 第5節
鹿島アントラーズ vs 浦和レッズ

浦和は、今季4戦を終えて2勝2分とまだ負けが無い鹿島アントラーズのホーム、カシマサッカースタジアムに乗り込んでのアウェーゲームに挑む。

前半浦和が攻勢に出る。左サイドの原口を中心にチャンスを作り出し、前半だけで4本のCKを得る。
しかし鹿島の2年目の昌子、ベテラン岩政のCBコンビにことごとく跳ね返されチャンスをものにできない。

チャンスは作るものの決めきれず、次第に前掛かりになってきた浦和。そこを百戦錬磨の鹿島攻撃陣が見逃さなかった。

前半32分、浦和のCKからボールを奪うと素早く前線にボールを繋がれ、右サイドから大迫がクロス。加藤が指先で触るも、ボールは運悪く鹿島MFアレックスの元へ。
アレックスがこれを落ち着いて決め、鹿島が伝家の宝刀のカウンターで先制点を奪う。

そのまま1点ビハインドで前半を折り返した浦和は後半立ち上がりの3分、梅崎が右サイドを突破しセンタリング。
中央のポポは届かなかったが、逆サイドの原口がドンピシャで合わせシュート。しかしこれはGK曽ヶ端にセーブされる。
続けてCKを槙野が頭で合わせるもバーに嫌われ、浦和はあと少しのところでゴールが奪えない。

こうなると浦和の悪循環は止まらない。51分にアレックスにサイドを突破されPA内に侵入されると最後は中央でフリーの大迫に決められ0−2。

2点ビハインドを背負いながら果敢に攻める浦和だったが83分、RSB高橋がラフプレーで一発退場となり万事休す。

アウェー2連戦で連敗を喫した浦和。共に無得点での敗戦だけに試合後、選手達の表情は冴えなかった。


      2012 Jリーグ 第5節
            鹿島[2−0]浦和