2012 開幕戦

2012 Jリーグ Division1 開幕戦
浦和レッズ vs 大宮アルディージャ

2012年のJリーグ開幕戦。
浦和は開幕戦がいきなりのさいたまダービーということもあり、埼玉スタジアムは赤いサポーターで埋め尽くされた。

浦和は予想通りのスターティングメンバー。対する大宮は新加入の菊地、下平、チョ・ヨンチョル、そして埼玉ダービーにめっぽう強いラファエルらが先発メンバーに名を連ねた。

試合は前半から浦和が今季のコンセプトであるサイドアタックで試合の主導権を握る。
前半27分に梅崎、44分には原口がシュートを放つも共にポストに阻まれる。
3トップの両翼が再三大宮ゴールを脅かすも前半はノーゴール。
しかし浦和守備陣も大宮を前半シュート1本に抑え、スコアレスで前半を折り返す。

後半開始間もない59分、福田監督が動く。
この日プレーの精彩を欠いていたFWデスポトビッチに替えてポポを投入する。
「正直ポポに3トップの真ん中はあまり向いていないと思っていたがそんなことはなかったね。新しい一面を見せてくれた」と試合後、福田監督が振り返った後半20分、遂に試合が動く。

PA手前左サイドから中央に切れ込んだ原口が強烈なシュート。これは大宮GK江角に防がれるも、こぼれた所を途中投入のポポが押し込みGOAL!!!
福田監督の采配がズバリ的中し、浦和が先制点を奪う。

その後大宮は新加入のFW長谷川悠を投入。ラファエルと2トップを組ませ高さで浦和ゴールに迫る。
しかし浦和のCB濱田、スピラノビッチも空中戦では簡単には競り負けず、強固なディフェンスを見せる。

ここまで大宮をシュート3本に抑えてきた浦和DF陣だったが後半38分、橋本のシュートのこぼれ球をこれまた途中投入の長谷川に決められ同点とされてしまう。

その後も浦和は原口、ポポを中心に大宮ゴールに襲い掛かるも肝心のゴール前で精彩を欠き、結局1−1で試合終了。
最終的に大宮の倍以上のシュートを放ったが勝ち点1づつを分け合う形となり、福田新監督の初陣は引き分けに終わった。


     2012 Jリーグ 開幕戦
            浦和[1−1]大宮